第90回日本産業衛生学会ランチョンセミナーに講師として参加いたしました セミナー

期間 | 2017年5月11日 ~ 2017年5月11日 |
---|---|
時間 | 12:20~13:20 |
会場 | 東京ビッグサイトTFTビル東館9階 |
住所 | 東京都江東区有明3丁目6番11号 |
2017年5月11日(木)に開催された第90回日本産業衛生学会ランチョンセミナーに、労衛研職員が講師として参加いたしました。
「職域における子宮頸がん検診未受診者対策としてのHPVセルフチェック」をセミナーテーマに、
弊所で今年から取り組んでいるHPVセルフチェックの運用モデル確立についてお話しさせて頂きました。


講演の様子 セルフチェックのキット配付について説明しています
子宮頸がんについて
子宮頸がんの主な原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染です。殆どは症状のないうちにHPVは排除されますが、感染が続くとがんが発生すると言われています。
初期段階で自覚症状は殆どありませんが、子宮頸がんは早期発見による治療で治すことのできる病気です。
近年、20~30歳代の女性の子宮頸がん罹患率が急増しています。
自覚症状がなくても、定期的に婦人科検診を受けることが大切です。
HPVセルフチェックについて
子宮頸がん検診未受診者への対策として、HPVセルフチェックが注目されています。労衛研では、全国に先駆けて職域における子宮頸がん未受診者への取り組みを実施しています。
2016年度には医師による子宮頸がん検診(細胞診)に誘導する運用モデルの確立を目的に、
福岡県内の企業2社にてトライアルを行いました。
今後、未受診者のみでなく子宮頸がん検診を受けていない団体に対しても
HPVセルフチェックのご提供が出来ると考えています。