イベント情報

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第64回福岡県公衆衛生学会に参加いたしました 健康増進事業

期間 2017年5月18日 ~ 2017年5月18日
会場 福岡県吉塚合同庁舎
 
平成29年5月18日に第64回福岡県公衆衛生学会が開催されました。(主催:福岡県、公益財団法人福岡県公衆衛生協会)
労衛研からも医師や保健師を始めとした専門職が参加し、以下複数のテーマに沿って研究発表を行いました。

O市健康増進室における2年間の取り組みとその成果

O市の健康増進室は、市民が利用する運動施設になっており、多くの方が利用されています。
労衛研はO市担当課と連携しながら健康増進室の管理運営を行い、生活習慣病やロコモティブシンドロームの予防・改善、
介護予防のための運動習慣の確立を目指しています。

今回は近年2年間の取り組みと利用状況、及び利用者の身体的・体力的な特徴について発表いたしました。

グルコースパッチテストを用いた隠れ糖尿病の検出と新規保健指導(第一報)

糖尿病発症率抑制のためには、糖尿病の境界型からの予防介入が有効だと考えられています。
「隠れ糖尿病」の早期発見と、対象者の生活習慣改善の動機付けを可能にするシステム構築を目指し、

軽い耐糖能異常者を検出できるグルコースパッチテストとタブレット型端末を利用した保健指導ツールを開発しました。
上記を組み合わせ、早期発見から生活習慣病改善までをシステムとして確立し、その有効性及び運用の評価を行いました。
第一報として、グルコースパッチテストの結果について報告いたしました。

ストレスチェック実施に向けた事業場への支援について

平成27年12月より、労働安全衛生法の一部改正によるストレスチェック制度が施行され、
50名以上の労働者を擁する事業場は定期的なストレスチェック実施が義務付けられました。
メンタルヘルスケア推進のため、産業保健スタッフ(産業医など)を有しない中小規模の事業場への支援の必要性が高まっていると言えます。
労働衛生機関の立場から、上記のような事業場への支援として提供したサービス内容及び経過報告をいたしました。
結果、平成28年1月~12月の1年間に、労衛研でのストレスチェック受検者数は約62,000名、事業場数は約560に達しています。


 

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