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新型コロナワクチン接種後の乳がん検診時期のご案内

更新日 : R04.02.17

乳がん検診をご受診いただくお客様へ

新型コロナワクチン接種後の副反応として、倦怠感や頭痛、発熱というような副反応がおきることはご存じの方も多いと思います。

こうした症状に加えて、新型コロナワクチン接種後、特に2回目(3回目)の接種後に、接種した側の腋窩リンパ節が腫れることが報告されています。これは病気ではなく、ワクチン接種に伴う自然な症状であり、良好な免疫反応を獲得している兆候ですので心配はいりません。

ただし、乳がん検診でマンモグラフィや超音波などを受ける場合に、判定や診断に影響を及ぼす恐れがありますので、お知らせいたします。
 

日本乳癌検診学会から「乳がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応の手引き」 (リンクはこちら)が示され、

「乳がん検診はワクチン接種前に施行するか、2回目(3回目)ワクチン接種後少なくとも6~10週間の間隔をおいてから施行すること」

が推奨されています。
 

したがって当施設でも、反応性リンパ節腫大で偽陽性になり、その後の不要な追加検査やそれに伴う受診者様への不安を防ぐためにも、乳がん検診に伴う検診マンモグラフィや検診乳房超音波検査は「できるだけ接種前あるいは 2 回目(3回目)のワクチン接種後6~10週間以上たってからの実施」を推奨させていただきます。
 

なお、その時期は絶対に検診を受けてはいけないということではありません。
その時期でないと受けられないようなご事情がある場合には、受付に「○○日前にコロナワクチンを接種した」とお伝えください。
ワクチン接種後であることを考慮して判断させていただきます。

不明点等がございましたら担当者にお尋ねください。
 
 
※ 新型コロナワクチンを 1 回のみ接種する方は、1 回目のワクチン接種を起点に考えます。

 

令和3年8月2日  公益財団法人福岡労働衛生研究所